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坊村から「白滝山」を越えて「音羽池」、「牛コバ」へ

2016/09/30
坊村から「白滝山」を越えて「音羽池」、「牛コバ」へのコースです。
このコースは、随所に滝があります。
急峻な谷でないと滝ができませんので、登山道も急な谷を縫っていきます。
従いましてバランスを崩したり、足を滑らせたりすると、かすりきずではすまない所も数多く存在します。
経路図は←コチラ

坊村をスタート

林道入り口にある駐車スペースです。
この駐車スペースは数台しか駐車できません。
この駐車スペースが満車の場合は、坊村入り口にある有料駐車場に入れるのが良いと思います。

林道前駐車場スペースに車を停めて、登山スタートです。 林道前駐車場スペース

駐車場のすぐ近くにある林道入り口です。
チェーンが張ってあるので自動車は入れません。
明王谷林道入口

明王谷林道です。 最初は、アスファルトが敷かれています。
明王谷林道

明王谷林道から「摺鉢山」方面の写真です。
摺鉢山方面

林道入り口から20分程進むとアスファルトがなくなります。
明王谷林道アスファルトがなくなる

同じく明王谷林道から「摺鉢山」方面の写真です。
摺鉢山方面
明王谷の「三ノ瀧」の入り口です。
明王谷の三ノ瀧

この先の「奥の深滝」から「明王谷」にかけては、昔から比叡山延暦寺の僧が回峰行の修行を行うところです。
明王院 不動滝銘板

「明王谷」です。
この辺りから先は、比良山系のシャワークライミングやロッククライミングのメッカです。
明王谷

「ワサビ谷」分岐です。
伊藤新道分岐
「ワサビ谷」分岐の道標です。
ここを「ワサビ谷」方面、右の登山道に進みます。
伊藤新道分岐道標

この「ワサビ谷」を通り「白滝山」から「長池」にかけての道は、伊藤新道と呼ばれています。
昭和40年6月に坊村で比良山荘を経営されている伊藤さんと村の人たちが、このルートを開拓されました。
伊藤新道

「ワサビ谷」添いの道が続きます。
ところどころ深い谷を縫っていきますので、足元には、十分ご注意ください。
伊藤新道2

この先、右岸側にわたります。
伊藤新道3

引き続き「ワサビ谷」の道です。
伊藤新道4

伊藤新道5

「ワサビ大滝下」にあるレスキューポイントです。
レスキューポイントワサビ大滝下

「ワサビ大滝」です。
駐車スペースのある林道入り口からここまで、休憩を含めて1時間36分かかっています。 スローペースです。
登山地図のコースタイムは、1時間10分(休憩含まず)です。
ワサビ大滝一の滝

「ワサビ大滝」の右側にかかる滝です。
ワサビ大滝の右側にかかる滝

木の幹に流れる川の水。 珍しいので1枚掲載しました。
滝下の流れ

「ワサビ大滝」は、上下2段の滝で、下の写真は上部の滝で「ワサビ天井滝」と言われているそうです。
ワサビ大滝、天井滝

「ワサビ天井滝」銘板。
天井滝銘板

「ワサビ天井滝」上部。 望遠です。
ワサビ大滝、天井滝上部望遠

伊藤新道は、「ワサビ大滝下」からは、谷から離れていきます。 ですが急斜面は引き続き変わりません。 足元には、十分ご注意ください。
伊藤新道、谷から離れるが急斜面

写真では、急斜面と思われないかもしれませんが、現地はかなりの急斜面です。
伊藤新道、転落危険

「白滝山」手前の小ピークに近づいてきましたので、少し斜度が緩くなってきました。
伊藤新道、急斜面少し緩く

「白滝山」手前の小ピークまであと少し。
白滝山手前の小ピークまであと少し

「白滝山」手前の小ピークです。
白滝山手前の小ピーク

「白滝山」手前のレスキューポイントです。
白滝山手前のレスキューポイント

「白滝山」までもう少し。
もうすぐ白滝山

イノシシが餌をあさった後でしょうか。
写真では解りにくいですが、2本の蹄の跡が見えます。
猪?

「白滝山」山頂です。
駐車スペースのある林道入り口からここまで、休憩を含め2時間52分かかっています。
登山地図のコースタイムは、2時間10分(休憩含まず)です。
白滝山山頂

「白滝山」山頂にある「オトワ池」方向の道標です。
「オトワ池」へは南西側の斜面を下ります。
直進すると尾根沿いに踏みあとがあるかもしれませんが、正しい道ではありません。
白滝山山頂オトワ池道標

「白滝山」山頂にある坊村方向の道標です。
白滝山山頂坊村道標

「白滝山」山頂にある瓦です。
建物、もしくは東屋か祠があったのでしょうか? 少し調べてみましたが解りません。
坊村にある明王院の古絵図に「わさび谷山」というのがあるそうですが、それが「白滝山」ではないかと言われています。
いずれにしても宗教に深く関係する地域であることは間違いありません。
白滝山山頂にある瓦

「白滝山」山頂から10分程下れば「オトワ池」に着きます。
山頂からの距離もあまりないので、山頂に住居があったとしても不思議ではありません。
オトワ池

「オトワ池」のレスキューポイントです。
オトワ池レスキューポイント

オトワ池道標。
オトワ池道標

池を囲うように落葉樹が茂っています。
「ノタノホリ」と同じように紅葉の季節の「オトワ池」は、格別な趣があるのではないでしょうか。
また、名前の由来は、鴨の飛来による羽音(音羽)からきているといわれています。
オトワ池2

オトワ池3

オトワ池4

「オトワ池」から「長池」方面に進みます。 「白滝山」をから来れば、ほぼ直進になります。
下の写真は、「オトワ池」にある「長池」方面を示す道標です。
オトワ池道標

「カシラコ池」手前の位置から、振り返って「オトワ池」です。
オトワ池6

「カシラコ池」に続く道です。
ブッシュが多かった昔は踏み跡もはっきりしていたのですが、下草がなく、落ち葉だけの状態ですと道を間違えてしまいそうです。 ここは、地図とコンパスに頼って先に進みました。
カシラコ池に続く道

「カシラコ池」です。 沼地のようなところです。
カシラコ池

同じく「カシラコ池」です。 長雨の跡でもこの状態です。
カシラコ池2

「オトワ池」の次の池、「杉ヤ池」です。 水遊びをしているのでしょうか、たくさんの猿が泳いでいます。
杉ヤ池の猿

おさるの水遊び動画です。
videoタグの読み取りができないブラウザでは再生できません。


再生できない場合はコチラをクリックして、ダウンロードした後に再生してください。

インターネットエクスプローラやファイアーフォックスをお使いでしたら、クリックするとダイヤログボックスが開きますので、その中の「開く」をクリックしてください。

グーグルクロームをお使いでしたら、ダウンロードファイルは、画面の左下に表示されます。 ダウンロード完了後、画面の左下に表示されているボックスをクリックして動画ファイルを開きます。

杉ヤ池の銘板

「杉ヤ池」の銘板です。
猿の群れがいるので「長池」へは進めません。
猿のボスは人が近づいても道を譲ってはくれません。 猿の犬歯は強力な武器となりますので近づかない方が無難です。
杉ヤ池の銘板

白旗を上げて「オトワ池」まで退却です。(旗は以前から設置されていた)
音羽池の白旗

「ニシヤ谷」方面に向かいます。
東方向の谷沿いを進むコースですが、踏みあとがはっきりしないため、念のためにコンパスで方向を確認します。 方位は約100度です。
コンパス100度

「オトワ池」近くの稲作が出来そうな地形です。 やはりこの近くに住居があったのでしょうか?
ニシヤ谷方面

ニシヤ谷方面

下の写真は「ニシヤ谷」で、谷沿いに道は続きます。
たくさんの人が通っているとは言い難い道です。
ニシヤ谷

ニシヤ谷2

谷沿いの道なので迷うことはないと思いますが、出来るだけ歩きやすい道を通りたいので赤のテープを目指して進みます。
ニシヤ谷のルートは赤のビニールテープ

「休憩小屋」に到着です。
休憩小屋道標

駐車スペースのある林道入り口から「休憩小屋」まで4時間12分かかっています。
登山地図のコースタイムは、約3時間20分です。(休憩含まず)
休憩小屋

「休憩小屋」道標です。
「蓬莱山」方面は、川に沿って上流へ。
「坊村」方面は、川を渡って下流へ。
「夫婦瀧」は、川を渡らず下流へ。
ここは「坊村」方面に進みます。
休憩小屋道標

石碑に明王橋と書かれています。
明王橋石碑

「休憩小屋」にある案内板。
休憩小屋にある表示板

「休憩小屋」近くにある「夫婦瀧」です。
夫婦瀧

「夫婦瀧」の滝壺です。
夫婦瀧の滝壺

「夫婦瀧」の動画です。
videoタグの読み取りができないブラウザでは再生できません。


再生できない場合はコチラをクリックして、ダウンロードした後に再生してください。

「休憩小屋」の前の川を渡るのは少し上流から、トラロープが張ってあるところがベターです。
休憩小屋の川を渡るのは少し上流から

川を渡ったら「夫婦瀧」を巻く様に下山していきます。
夫婦瀧を巻く

最初に申し上げた通り、登山道は深い谷を縫っていきます。
道で転んだりすれば必然的に死につながる場所も多く存在します。
この写真では普通の谷に見えますが、右岸側(道がある方)の斜面は45°を超えています。
写真は、下から上を撮っています。
危険な谷沿いの道

この谷は「白滝谷」と言い、いたるところに大小の滝が点在します。
各所に滝

「白髭淵」道標です。
白髭淵道標

「白髭淵」です。
白髭淵

白髭淵

美しい「白滝谷」
美しい白滝谷

「スベリ石」です。
スベリ石

「スベリ石」道標。
スベリ石道標

「スベリ石」下の滝です。
スベリ石下の滝

同じく「スベリ石」下の滝です。
スベリ石下の滝

同じく「スベリ石」下の滝です。
スベリ石下の滝

「休憩小屋」から数回川を渡りますが、林道手前の最後の渡河は、水量が一番多い所です。
最後の渡河水量が多く危険

水量が多く、川の中に入らなければ川を渡れません。
心細いですが “細引き” で流されないようにトラロープと体を繋ぎます。
命綱

やっと林道の終点に到着です。
「休憩小屋」から林道まで、登山地図上のコースタイムは1時間になっていますが、実際かかった時間は1時間53分です。
川の水量が多いのと雨が降った後なので道が濡れており、滑らない様に慎重に進まなければなりません。
気象状況等によっては標準的なコースタイムは、あてにならないのがよく解ります。
駐車スペースのある林道入り口から林道終点まで6時間26分かかっています。 遅いです。
登山地図のコースタイムは、約4時間20分です。(休憩含まず)
ここから林道

林道の終点近くにあるレスキューポイントです。
レスキューポイント

林道の終点近くにある「牛コバ」です。
ここは、「大橋」方面の分岐点でもあります。
坊村への下山はそのまま林道を進みます。
「牛コバ」のコバとは、木場のことで、木場とは切り出した木材の収集場所だそうです。
昔、牛を使って荷物の上げ下ろしをしていた事から「牛コバ」と呼ばれいるそうです。
牛コバ

「牛コバ」から少し進んだ所の右手に「シラクラの壁」が見えてきました。
シラクラの壁

朝通ってきた所の「ワサビ谷」分岐に到着です。
ワサビ谷分岐

あとは、朝来た林道を伝って下山します。
駐車場に到着したのは、暗くなる手前でした。
全登山にかかった時間は、7時間16分(遅いです) 登山地図のコースタイムは、約5時間10分です。(休憩含まず)

以上、このコースを使われるときは足元に十分注意してください。
安全登山をお祈りいたします。

リトル比良開発(情熱の登山道)

2016年9月6日 寄稿

今から54年前

リトル比良の登山道は、昭和37年~翌年にかけて高島町体育協会山岳部(高島市)の皆さんで作られました。
区間は「嶽山(岳山)」から寒風峠周辺までです。 詳しい作業記録は残っていませんが、作業は、ほぼ毎週日曜日に行われていたようです。
当然刈込み作業はナタや鋸が主役です。

リトル比良 登山道開発手記より

「昭和37年4月15日 作業(1962年)
高島町(現在の高島市)体育協会山岳部のリトル比良の第一回目の刈込み。
農繁期に入ったためか参加者が少なかった。 高島町駅(旧江若鉄道の駅、近江高島駅と同じ場所)8時集合が遅れ、出発は9時丁度、1時間遅れて嶽山に向かう。」「状況、音羽からの道は、美しいが元嶽山の観音堂(弁慶の切り岩のすぐ上にある、住居跡のようなところ)までである。
頂上への道は、お堂の左手、炭焼き釜の所より登る。
この釜の上で土砂が崩れ一寸わかり難くなっているが、すぐわかる。
二三年に(2,3年前に)刈込んだと思われる道が付いているが、やはり小枝を刈込んで行く必要がある。
時々台風にたおれた松の木があり、切りながら進むが、これだけの道にも、思っていたより多くの時間をかけなければならないとは思わなかった。
頂上に着いた時は、ちょうど12時。 約1時間30分余りついやしている。昼食は約1時間。
13時より作業にかかる。
頂上(岳山)より鳥越(オーム岩の岳山側にあるコル)までは手の加えられていない灌木林だが、道があったと思われる跡が残っている。
その跡をたどりながら刈込んで行くが時々その跡は消えており、求めながら進んでいく」

リトル比良 開発資料

開発資料は、私の父の遺品で手書きの地図が殆どです。
地図の記載内容は、登山道だけではなく、周辺の調査も含まれています。
そのことから登山道開拓だけにとどまらず、観光資源の調査も同時に行われていたことが読み取れます。


岩砂利山、ノ口谷調査地図

小田川周辺の調査地図

天狗岩山の調査地図

小田川上流の調査地図

鵜川部落所蔵文書写し

鵜川越~寒風峠の調査地図

岩砂利山周辺の調査地図

寒風峠の調査地図

嘉嶺ヶ岳周辺の調査地図

滝山周辺の調査地図

オーム岩周辺の調査地図

滝山周辺の調査地図

滝山周辺の調査地図

寒風峠周辺の調査地図

寒風峠周辺の調査地図

その道は情熱で出来ています

リトル比良に限らず、日本のほとんどの登山道は、大勢の人たちの”思い”で作ら
れ、維持されている事は間違いありません。

それは、何年たっても変わることはありません。
先人の知恵と努力に感謝いたします。 ありがとうございます。

見張り山~寒風峠(リトル比良)

2016/09/04
最寄駅は、JR湖西線近江高島駅です。
近江高島駅から高島変電所までは、約15分程度の距離です。

近江高島駅を出発

駅前のローソン脇の道を湖西線沿いに北方向へ(近江今津方向)。
関西電力高島変電所
80m程進むと、下の写真の所に着きますので、さらに湖西線沿いに進みます。
道はクランク状になっています。
関西電力高島変電所 関西電力高島変電所
そこから約100mでオレンジ色の横断歩道の所に出ますので、そこを左折します。
関西電力高島変電所
オレンジ色の横断歩道の所から約150m(下の写真)、高島学園前の信号を直進します。
関西電力高島変電所
高島学園前
関西電力高島変電所
高島学園前から約100m進むと関西電力高島変電所入り口の交差点に出ますので、そこを左に折れます。(下の写真)
関西電力高島変電所
その交差点から約400mで関西電力高島変電所に着きます。 関西電力高島変電所
※今回ご紹介していますこのルートは最短コースではありません。
この先の遊歩道への入り口までは、下記のルートが最短になります。
しかしながらこのルートは、リトル比良の全貌を眺めながら歩くのには、もってこいのルートです。

お時間のない方は、下記のルートへ

近江高島駅を降りたら、西南西の方向(山の方向)に進みます。
その先にある日吉神社の参道の左側の脇道を登ります。
山王谷ルートではありませんのでご注意ください。 山王谷ルートは、山王谷の川の右岸側(下流に向かって右側)です。
日吉神社の参道の脇道は、左岸側にあります。
すぐに日吉神社の本殿(一番上部にある建物)の下にある拝殿に到着します。
拝殿に入る手前に歩道の入り口がありますのでそこを登っていきます。
すぐに防獣柵のゲートに突き当りますので、ゲートをくぐり抜けます。
防獣柵のゲートから200m程進むと砂防ダムに出ます。
砂防ダムを右方向に進むと、砂防ダム作業道路に出ますので、そのまま進みます。
200m程進むと遊歩道の入り口に着きます。
上のルートよりも7~8分時間を短縮できます。

関西電力高島変電所脇を出発、見張山へ

関西電力高島変電所左側の脇道を登ります。
関西電力高島変電所
すぐに防獣柵のゲートに着きます。
ゲートは紐でくくってあるだけです。
関西電力高島変電所防獣柵ゲート
ゲートをくぐって左の砂防ダム作業道路に進みます。
ガリバー堰堤林道
砂防ダム作業道路から見える第一目標の送電線の鉄塔です。
ガリバー堰堤砂防ダム作業道路から最初の送電線
ゲートから300m程進むと駐車スペースがあります。
ガリバー堰堤林道遊歩道入り口駐車スペース
駐車スペースにある石碑です。
砂防ダム作業道路には桜が植樹されています。
ガリバー堰堤砂防ダム作業道路遊歩道入り口駐車スペース石碑
駐車スペース横にある遊歩道入り口です。
遊歩道の方に進みます。
ガリバー堰堤砂防ダム作業道路遊歩道入り口
遊歩道は整備された道です。
ガリバー堰堤砂防ダム作業道路遊歩道
遊歩道入り口から10分程で関電保守道の入り口に着きます。 ここを関電保守道の方に入ります。
関電保守道入り口

関電保守道入、見張山の看板
「見張山」への最初のビューポイントでガリバー堰堤砂防ダム作業道路から見えていた送電線の鉄塔です。
見張山への最初のビューポイント1

見張山への最初のビューポイント2
高島市内が見渡せます。
見張山への最初のビューポイント3

見張山への最初のビューポイント4
しばらく進むと2番目の送電線の鉄塔に着きます。
ここからも高島市内が見渡せます。
見張山への2番目のビューポイント1

見張山への2番目のビューポイント2

見張山への2番目のビューポイント3
2番目の送電線の鉄塔の所を過ぎ、50m程進むと分岐点に出ます。
ここを左に折れます。
見張山への2番目のビューポイント近くの分岐点
先ほどの分岐点を過ぎると東斜面のトラバースになります。
雪が深い場合は、滑落する事が無いよう、特に注意が必要です。 積雪量によっては迂回が必要です。 無雪期の通行は問題ありません。
見張山への2番目のビューポイント近くトラバース
トラバースを過ぎると3番目の送電線の鉄塔直下の分岐点に着きます。
ここを右に折れます。 左は、この下にある送電線の鉄塔に降りるだけです。
見張山への3番目のビューポイント手前
3番目の送電線の鉄塔に着きました。
見張山への3番目のビューポイント
ここからも、高島市内が一望できます。
見張山への3番目のビューポイント2

見張山への3番目のビューポイント3
3番目の送電線の鉄塔を過ぎると、なだらかな尾根道に続いて急な尾根筋の直上の道が始まります。
下の写真は、急な道を登り切った所の十字路です。
ここを直進します。 
左は、日吉神社から「見張山」に向かう「山王谷」のルートと合流します。 また、長法寺跡に行くのも左方向です。
右は、2番目の送電線の鉄塔を過ぎたところの分岐点に行けますが、道が荒れているのと分岐点も不明確です。
長法寺跡への分岐
上の写真の分岐点にある看板です。
長法寺跡への分岐看板
下の写真は、上の写真の分岐点から10分程進んだところです。 ここは、日吉神社から「見張山」に向かう「山王谷」のルートとの合流点です。
左側から合流してくるのが「山王谷」のルートです。
見張山手前の山王谷との合流点
見張山手前200mの地点です。 ここから「鳥越出合」いまでは、なだらかな登りが続きます
見張山手前
「見張山」山頂です。
見晴らしはききません。
関西電力高島変電所から見張山まで1時間35分(登山地図上のコースタイムは1時間30分)かかっています。
健脚の方なら1時間かからないと思います。
見張山山頂

見張山から鳥越出合へ

なだらかな尾根筋の道。
見張山から鳥越峰への尾根道
「ろくわ石」です。
ろくわ石
道のところどころに境界を示す看板があります。
見張山から鳥越峰への尾根道にある区分看板
「こうだ谷」です。
こうだ谷
「寒風」です。
打下区の寒風
「鉄砲岩」です。
鉄砲岩
下の写真は、「上の鼻打」です。
この先が分岐点になっています。
「見張山」から「鳥越出合」に向かう分には良いのですが、「鳥越出合」から「見張山」に向かうときは、道を間違えないように注意してください。
「鳥越出合」から来た場合、尾根の分岐点になります。 コンパス方位、約100° を確認しながら進んでください。
上の鼻打
関西電力のマイクロウエーブ反射板です。
マイクロウェーブ反射板1

マイクロウェーブ反射板注意書き

マイクロウェーブ反射板
夏から秋へ、季節の移り変わりを感じます。(栗)
栗
「鳥越峰」です。
山頂には何もありません。
鳥越峰
下の写真は、「鳥越峰」から50m程下った所の「鳥越出合」です。
関西電力高島変電所から鳥越出合まで約3時間かかっています。(遅いです)
登山道は、主に、当ページで紹介しています「見張山」ルートと、「嶽山(岳山)」ルートがあります。 登山道入り口から「鳥越出合」までは、「嶽山(岳山)」ルートの方が早く着くようです。
登山地図上では、「見張山」ルートが2時間55分、「嶽山(岳山)」ルートが1時間50分となっており、1時間以上の時間差が有ります。 ですが、「見張山」ルートは、登山道が良く(昔は倒木がたくさんあり大変でした)なっているのと、登山道入り口が近江高島駅に近いので、スタート地点が近江高島駅でしたら1時間も差が出ないのではないかと思います。
鳥越出合
「鳥越出合」は分岐点です。 ここを左に折れます。
鳥越出合2

鳥越出合から岩砂利山へ

下の写真は、「鳥越出合」から「岩砂利山」に続く道です。
「嶽山(岳山)」から「寒風峠」に続く道は、昭和37年に高島町(現在の高島市)体育協会山岳部の方々が開拓されました。
鳥越出合からの道

大岩
比良山系でよく見かける石碑です。
この尾根の西側を「天狗岩国有林」と言うそうです。
石碑の状態から見てかなり古いものだと思います。
石碑
この辺りから大岩が目立ちます。
大岩2
写真では解りにくいかもしれませんが画面中央に大きな岩の連なりが見えます。
大岩3
尾根筋の道から「蛇谷ヶ峰」が見えます。
蛇谷ヶ峰
これも境界を明示するための石碑の様です。
石碑96
ここにも境界区分の看板で現代のものです。
鳥越峰から八王子への尾根道にある区分看板
「八王子」です。
八王子
こちらも「八王子」の写真です。 ここを登りきったら「岩砂利山」です。
八王子
「岩砂利山」山頂横にある大岩です。
岩砂利山大岩
この季節になるとたまに見かけます。
模様を見る限り ”マムシ ”だと思われます。
マムシ
「岩砂利山」です。
ここは分岐点ではありませんが「鵜川越」方面は、左に折れるような形で進みます。
岩砂利山山頂1
「岩砂利山」のレスキューポイントです。
岩砂利山レスキューポイント
同じく「岩砂利山」山頂です。
岩砂利山山頂2
コチラの写真も「岩砂利山」の山頂の写真です。
写真の通り山頂は、結構広いスペースがあります。 一説には宗教上の建物があったのではないかと言われています。
岩砂利山山頂3
ご覧の様に、「岩砂利山」山頂からの眺めはよくありません。
岩砂利山からの眺望

岩砂利山から寒風峠へ

「鵜川越」のすぐ手前にある鹿ヶ瀬方面の分岐です。
右に折れると鹿ヶ瀬に着きます。
ここを直進するとすぐに「鵜川越」に着きます。
鹿ヶ瀬分岐
鹿ヶ瀬分岐の道標です。
鹿ヶ瀬分岐道標
鹿ヶ瀬へ向かう道です。 踏みあとはしっかりついています
鹿ヶ瀬への道
「鵜川越」です。
関西電力高島変電所から「鵜川越」まで約4時間20分かかっています。
林道「鵜川村井線」を左に折れて30m程進むと「寒風峠」方面の登山道入り口に進みます。
鵜川越
「寒風峠」方面の登山道入り口です。
鵜川越寒風峠への入り口
「鵜川越」を少し過ぎたところから「蛇谷ヶ峰」の眺望です。
鵜川越を寒風峠へ少し進むと蛇谷ヶ峰の眺望
「鵜川越」を少し過ぎたところから振り返って「岩砂利山」の眺望です。
振り返って岩砂利山
「嘉ヶ岳(カネガ嶺)」手前のピークです。
嘉ヶ嶺手前のピーク2
道標には、北小松まで1時間半と書いてありますが、私の脚ではとても無理です。
嘉ヶ嶺手前のピーク3
「嘉ヶ岳」手前のピークから「嘉ヶ岳」への道です。
嘉ヶ嶺手前のピークから嘉ヶ嶺への道
「嘉ヶ岳」手前尾根筋からの「岩砂利山」。
嘉ヶ嶺手前尾根筋からの岩砂利山
「嘉ヶ岳」手前尾根筋からの「滝山」。
嘉ヶ嶺手前尾根筋からの滝山
「嘉ヶ岳」手前の道標です。
嘉ヶ嶺手前
「嘉ヶ岳」のピークは通りません。
下の写真の先が「嘉ヶ岳」です。
嘉ヶ嶺はこの先
「嘉ヶ岳」と「滝山」の間にあるレスキューポイントです。
リトル比良レスキューポイント4
「滝山」手前の道標です。 こちらもピークは通りません。
滝山手前の道標
「寒風峠」に到着です。
「鵜川越」から1時間15分かかっています。
寒風峠
「寒風峠」道標です。
ここを左に折れます。 右は鹿ヶ瀬方向、直進すると「ヤケ山」に行けます。
自動車のなかった時代、峠道は生活道路だったそうで、この峠も頻繁に通行されていたそうです。
寒風峠道標2

寒風峠から楊梅の滝へ

「オトシ」、「涼峠」への道です。
最初は湿原の中を進みます。
オトシへ
「涼峠」への道は、なだらかな下り坂です。
オトシへ

オトシへ
「涼峠」への道標です。 レスキューポイントにもなっています。
オトシ手前の道標
上の写真のレスキューポイントから10分程進んだ所です。 ここにも道標があります。
この辺りを「オトシ」と言われています。 たくさんの岩がある大きな川といったイメージです。
オトシ手前の道標
上の写真と同じところにある石碑です。
この石碑は、江戸時代に久二郎という人が設置したそうです。
石碑には「左はたみち」と書いてあります。
「涼峠」側から来た場合、「左側が畑(はた)や黒谷、鹿ヶ瀬へ向かう道」そういった意味だと思われます。
「オトシ」内では、現在でも踏みあとをしっかり確かめないと迷ってしまいそうです。
左はたみち
「オトシ出合」です。
行ったことは有りませんが「牛山」方向に向かう分岐点でもあります。
ここまで来れば、下の写真の川を渡って、「涼峠」まであとわずかです。
オトシ分岐

川を渡ってすぐに涼峠
「涼峠」に到着です。
涼峠
「涼峠」は分岐点でもあります。
右に折れると「ヤケオ山」に行けます。 ここを直進します。
涼峠道標
「涼峠」を過ぎると崖に遭遇します。 ここは「牛おとし」と呼ばれるそうで、牛を使って荷役を行っていた時代の最大の難所だったそうです。
足元にはご注意願います。
牛おとし
しばらく進むといつもの休憩場所に着きます。
ここは「中の段」というそうです。 昔からの休憩場所です。
中の段
「楊梅の滝」分岐に到着です。
ここを左に折れると「楊梅の滝」の雄滝の滝壺に出ます。
楊梅の滝分岐
「楊梅の滝」分岐から「楊梅の滝」の雄滝の写真です。
楊梅の滝分岐から楊梅の滝の雄滝
「楊梅の滝」分岐から琵琶湖の写真です。
楊梅の滝分岐から琵琶湖
「楊梅の滝」分岐から「牛山」方面です。
楊梅の滝分岐から牛山方面
しばらく進むと東屋に着きます。 ここは「一段落」と言うそうで、昔、北小松のから登ってきた場合の最初の休憩場所だそうです。
一段落
「一段落」から「楊梅の滝」の雄滝です。
一段落から楊梅の滝の雄滝
北小松の登山口に到着です。
関西電力高島変電所から北小松の登山口まで約7時間10分かかっています。(遅いです)
北小松側登山口
登山口を下から見た写真です。
北小松側登山口2
JR湖西線 北小松駅に到着です。
JR湖西線 近江高島駅からJR湖西線 北小松駅までの時間は、7時間30分程度かと思います。
私の場合は、寄り道をしていましたのでちょうど8時間かかりました。
北小松駅ホーム
ホームからの景色。
北小松駅ホームからヤケオ山

北小松駅ホーム

北小松駅ホーム