近江高島駅南~長法寺跡~山王谷(登山地図にない道、迷ってしまいました)
2018年4月28日
概略
近江高島駅の南側から長法寺跡へ向い、打下城跡の分岐経由、山王谷を下り、近江高島駅に戻るコース道の紹介です。 近江高島駅の南側から長法寺跡までのルートは、現在では殆ど使われていない道です。 しかも踏み跡もはっきりしていないので、道に迷う可能性が高いルートです。 当然、このルートは私の持っている登山地図には載っていません。
道に迷うのはどういった時に起こるのか、考察しながらルートの紹介をしています。 私は登山のプロではありませんので、当記事は”素人の戯言”と思って読んでいただいた方が良いかもしれません。
下の地図は今回通ったルートです。 最初は
下の地図は上の地図の縮小地図です。
JR湖西線 近江高島駅を出発
JR湖西線 近江高島駅を降りたら、線路の山手側を線路に沿て南方向に進みます。
下の写真は上の写真から50m程進んだ所のものです。
登山口は矢印の住宅の裏手、住宅から約200mの地点です。
舗装道路はここで終了です。 写真の中央に見えるJR湖西線の高圧線鉄塔の所を右に折れます。
鉄塔の手前から登山口方向です。
鉄塔の所を右に折れます。 写真の右手には鉄塔の柵が見えます。
下は、鉄塔の所を右に折れた位置から登山口方向の写真です。
鉄塔の位置から200mほど進んだ所にある案内板と石碑です。
ここを左に進みます。
万葉集石碑です。
「何処かに舟乗りしけむ高島の 香取の浦ゆ漕ぎ出来る船」と記してあります。
眺望図案内板です。
万葉集石碑から左に折れた所の写真です。 ここは旧西近江路で京都から北陸に向かう大昔の陸路です。
旧西近江路です。
登山口の手前にあるお地蔵様。 ここは大昔の幹線道路、旅の安全を祈願する為か、山の麓には、お地蔵様をよく見かけます。
お地蔵様の所から30mほど進んだ所。 右手に「長法寺跡」への道標があります。 ここが登山口の入り口で、道標に従い右方向に進みます。
「長法寺跡」への道標です。
登山口から道を間違えた所まで
少し進むと防獣柵のゲートに到着です。 ここから登山道の始まりです。
ゲートは施錠されていませんが、針金とフックで縛ってありますので、扉解放後は確実に閉鎖願います。
登山口からは植林の中を進みます。登山口を入ったら、すぐにつづら折れの道が始まります。
登山中、いたるとろに倒木があります。これは、昨年の台風の影響だと思います。
その他の倒木の様子。
登山口から登り始めて約30分程は、踏み跡ははっきりしています。 基本的に登山口から約30分程は尾根に沿ってつづら折れの道を進みます。
落ち葉で踏み跡は、はっきりしませんが、まだ道を間違えることはありません。
このルート唯一の危険個所ですが、気をつけて進めば問題ありません。
先ほどの危険箇所あたりから北斜面のトラバースの道を進みます。
この先から谷筋のルートに変ります。
あやふやな道標
谷筋に入った所に道標が転がっています。 道標は落ちているので道標の方向は定かではありません。
もしこの先、道がなくなったり、道を間違えている事が解った時、後戻りをする目標はこの道標の所ということになります。
道標が落ちている等の怪しい事態に遭遇したら、地図で今迄通ってきた道の地形を確認してみるのが良いと思います。
例えば、冒頭の地図を見ると、最初は尾根筋の道で途中から谷筋の道に変っています。 地図と実際の地形を確認する事で自分のいる場所がおおまかではありますが確認できると思います。
この地点で私はどうしたかと言いますと、「道を追いかける」という目的があるので、地図も、これから進んでいく方位も確認しませんでした。 踏み跡はわずかではありますが確実に判る状態です。
ここで道を間違えてしまいました
道標の所から100m程進んだ所で谷が左右に分かれています。 左は比較的踏み跡がはっきりした道で、右の谷は枝に赤の布がくくりつけてありますが踏み跡は全くありません。
ここで道を間違えてしまいました。 「道を追いかける」という理由から、地図とコンパスの確認をしませんでした。
これから進む方位をコンパスで確認すればどちらが正しい道なのか簡単に判る筈です。
冒頭の地図を確認してもらえれば解ると思いますが、正規の道より方位で80°もずれています。 方位の違いが15°以内ならばなかなか難しいかもしれませんが、80°も違うとさすがに間違いに気づくはずです。
ただし、「コンパスと地図を確認すれば」という話ですが。
下の写真は間違っている道の入り口です。 僅かですが踏み跡も確認することができます。 あとから気づいた事ですが、間違っている道の周辺は杉の植林地になっています。 この谷は林業を営んでいるかたの通り道になっているので比較的踏み跡がはっきりしている様です。
当然この位置では、まだ間違いに気付いていません。
次の写真と比べていただいたら、道の形態をとっているのは、間違った道の方だと思いませんか?
やはり、登っている途中に谷の分岐があったり、下っている途中に尾根の分岐や小ピークがあれば、コンパスでこれから進むコースの方位を確認するのが基本なのですが、、、、
正しい道は、この赤の布切れがぶら下がっている谷筋の道です。踏み跡は全く見当たりません。
写真を撮った理由は、正しい道なのにもかかわらず、間違っている道と思って写真を撮っています。
下の写真は間違った道を100m程進んだ所の写真です。 この先だんだん踏み跡が消えていきます。
道を間違え、どこかに迷い込んでいることが確定します
道を間違えている可能性が高いと感じつつ、もう少し進むと国有林と区有林の境界線に着きました。
間違いに気が付いた理由は、踏み跡がなくなったことと、コルの様な場所に着いて、ここが登山道でしたら明らかに分岐となる様な地形なのに、これから進む道が見つからないからです。
ここで初めて地図とコンパスを取り出しました。 地図を見ましたが今いる位置が解りません。 地図は登山地図の他に国土地理院のWEBサイトから等高線が確実に読み取れるまで拡大した地図を印刷して持ってきています。 とりあえずここで休憩です。
5分程休憩を取った後、今来た道を100m程引き返します。 今度はコンパスを見ながら、先ほどの国有林と区有林の境界線まで戻っていきます。 ほぼ、南に進んで来た事が解ります。
登山口からみて長法寺跡は、南西の方向です。 道は右に振れたり、左に振れたりしますが、45°も方向を変えて数100mも進むことはあり得ません。
これで道を間違えていることが確定しました。
もし、ここで詳細な地図やコンパスを持っていなければ、即登山中止にします。
谷筋の下山は殆ど道を間違えることはありません。 なぜなら下山方向へは、谷筋の道は谷が合流し、1まとめになり、尾根筋の道は小ピークなどから分岐していきます。 絶対とは言えませんが一般的に谷は下流方向に向かって分岐することはありません。 ですから谷筋の道を使って下山するときは、複雑な地形でない限り、ほとんど道を間違えることはありません。
今までに何度も道を間違えた経験があります。 その中で最も道を間違えた回数が多いのは、尾根筋の下山をしている時です。
最悪の状況に陥らないために
これも一般的な話ですが、尾根筋の道を使って下山をして道を間違えた場合、登るしかないと思います。 登って間違いのない所まで帰るべきです。
ここで一番問題となるのは、時間です。 尾根の分岐点で道を間違えて、その時刻が15時を過ぎていれば、あなたならどうしますか? 間違って進んだ道が、下山予定の場所と大きくかけ離れていても、確実に下山できるようでしたら、そのまま下山したほうが良いと思います。 いずれにしても、間違った道を進んでいる事がわかることが前提です。
間違った尾根筋を下山していて、道がだんだん細くなり、終には踏み跡も確認できなくなる、そのような状況で地図とコンパス、GPSやヘッドランプ等も持っていないという状況になったら最悪です。 しかも時間は夕方、辺りはだんだん暗くなるとなれば、もし私でしたら、まだ明るいうちに尾根を登って、可能ならば携帯電話で家族に連絡を入れます。 そして、尾根の近くで朝を待ちます。
個人的な意見ですが、上記の様な状況で決して無理をしてはいけません。 尾根の最後は、コルという場合もありますが、コルでなければ谷の合流点という場合が一般的です。 谷の合流点は、川による地形の浸食で急峻となっている場合が多いようです。
私のような一般的な登山をする者にとっては危険な場所で、薄暗い状況で無理をすれば最悪の場合、滑落につながります。
あと、滝のあるルートで谷が崩落して道が無くなっている様な状況では、迂回路は無いと思っておいた方が良いかも知れません。
ですので道に迷った場合も、滝のある谷は、降りられない可能性が高いと思います。
迷い込んだ周囲の状況
上の写真の国有林と区有林の境界表示板の右下に「鵜川生産森林組合」の看板があります。 この看板は区有林の境界線に立てられおり、見張山の山王谷コースまで伸びているようです。
道を間違えたら、確実な位置まで戻るのが定説ですが
道を間違えたら、確実な位置まで戻るのが定説です。 何もそのことについて異論はありません。 ただ、来た道を戻れない場合もあると思います。 例えば、低木など全くなく、体を支える事の出来ない急な斜面を登る場合、危険を感じつつ「エイヤッ!」で登った場所は、「エイヤッ!」では降りられません。 理由は、下りの場合、足を滑らす可能性が高いからです。
また、複雑な地形で道が消えているのに無理をして進んだ場合も元の道に帰れない可能性があると思います。
他の人はどうかわかりませんが、私の場合、パニックになることはありませんが、トラブルが起きると思考力が低下します。 メンタル的なストレスは思考に影響を与えるようです。 トラブルが発生すると、人によっては上記の例の様に無理をして、益々自分を窮地に追い込んでしまうという事もあるようです。
この先どうするか考えました。 まず、現在の位置を確認するため下の写真の西側の尾根を登ります。
山で迷ったら、尾根にとりつけ
今から約50年以上前、山岳指導員だった父に連れられ比良山系によく登りました。
私が小学校低学年の頃だと思います。 父の話の中で「山で迷ったら、尾根にとりつけ」というのがあります。
その頃の父は、道も無いような比良山系の山域に入り、尾根や谷の地形を記録して自分専用の山岳地図を作っていたようです。
今から50年ほど前に作られた昭栄社の登山地図の中で、特にリトル比良に関する山域は、父が作った山岳地図を参考に作られたそうです。 下の写真は当時発行された地図です。
話は横にそれてしまいましたが 「山で迷ったら、尾根にとりつけ」の中身は、「尾根は、それ以外の場所と違い見晴らしがきく」からです。
「ただそれだけ?」と思われるかもしれませんが、目標物が複数解れば、地図とコンパスで比較的正確な現在地が解ります。
現在地が判れば、今いる尾根をそのまま下山ルートに使っても危険はないか、また、正規のルートに戻るのにはどう進めばよいか解る筈です。
現在では、尾根の見晴らしが良い所にいるという事は、遭難救助ヘリが飛んで来たら比較的簡単にヘリを見つけることができます。 逆もまた真なりでヘリコプターからこちらを確認するのは、谷や山腹よりも容易という事になりはしないでしょうか? 実際ヘリコプターから捜索した経験があるわけではありませんが、山頂等から尾根道を見ると人影を確認できることから、ヘリコプターからも比較的確認しやすいと思います。
また、比良山系に限ったことではありませんが、携帯電話は谷よりも尾根の方がつながりやすいようです。
現在地を見つけに行きます
下の写真は西側の尾根を登り切った所にある「鵜川生産森林組合」の看板です。 間違いに気づいた地点から西へ約50mの地点、尾根を登り詰めた所です。
ここで目標物を探しますが何も見えません。
やむなく、間違いに気づいた地点に戻ります。
今度は東側の斜面を50m程登ります。 南側約300mの地点にJRの送電線の鉄塔が見えます。
地図で確認しましたが、送電線の電線経路は記載されていますが鉄塔の位置までは確認できません。
また間違いに気づいた地点に戻り考えます。
下の写真の「鵜川生産森林組合」の看板は見張山の手前まで続いていることを知っていましたので、この看板を追いかけつつ真西の方向に進むことにします。
丘のような所を移動しながら位置を確認
看板は、森林組合の方がパトロールに使っておられるのか、踏み跡は確認できませんが、低木が伐採されており、非常に歩きやすいルートになっています。
下の写真は、境界の杭です。 国有林との境界線に打ち込まれたものだと思います。
下の写真「鵜川生産森林組合」No,57の看板の所で、先ほどの鉄塔が確認できます。
今度は鉄塔の周りの景色も見えます。
下の写真は鵜川生産森林組合の看板、N0,57の所から見たJRの鉄塔です。
鉄塔の周りの地形も僅かながら確認できます。鉄塔の位置は、丘の中央部分にあるようです。
ここで方位をチェックしておきます。
暫く進むと「鵜川生産森林組合」No,56の看板の所に到着しました。
「鵜川生産森林組合」No,56の看板の所を30m程進むと打下城跡のピークと思える山が見えます。
地図で地形を確認すると北方面でピークを形成する山が打下城跡以外には無いことが解ります。
シルバコンパスで方位を確認して地図に線を引きます。
まず、シルバーコンパスで方位を測ります。 その後コンパス方位ではなく実際の方位を得るため、シルバーコンパスを東側(時計方向)へ7度ずらします。 下の写真の地図には南北に真北の線を引いて置き、それをシルバーコンパスの内側のリングの線と合わせておいて目的の山から線を引いています。 使っています地図は地理院のWEBサイトから該当箇所を印刷したもので、縮尺が不明確ですので、地図上の長さを測って実際の距離を出すことができません。 ですので登山地図と印刷した地図、両方を携行しています。
上記のやり方は方位を測定するたびに現地でコンパスの補正をしなくてはなりませんし、距離も不明確ですので正しやり方ではありません、決して真似をしないでください。 地図に関しましても1/25000か、それ以上に拡大したものを購入されるのが良いと思います。
正しい使い方は、地図に磁北線を予め数本引いて置き、コンパスで方位を測定し、その方位に合わせて方位線を引いていきます。 YOTUBEやWEBサイトで「コンパスの使い方」と検索していただければ非常に解りやすく解説された動画やWEBサイトがありますので、ご存じでない方はそちらを参照されると良いと思います。
下の写真は、約50年程前に私の父が使っていた地図です。 コンパスの使い方を初めて父から教わったのは小学校2年生の頃です。 その時に偏差の事も学んだと思いますが「わけが解からない」そんな記憶だけが残っています。
その当時、父が使っていたコンパスは、アメリカ陸軍が使っていたものだそうで、コンパスは折りたたみ式になっていて、折りたたみの式の蓋の部分に隙間があり、隙間の中央に細い針金が張ってあります。
本体側には、これも折りたたみ式のルーペがあります。 ルーペの上にはスリットがあり、そのスリットと蓋側の針金で目標物に照準を当てます。 照準を当てたらスリットの下にあるルーペで方位磁石に刻んである角度を読み取ります。
現在, よく使われるシルバーコンパスとは全く違ったものでした。
森林帯の中の位置特定は難しい?
地図上で位置を特定します。
現在地位置の特定で、森林帯の中では、特定の場所から2か所以上の目標物を見つけるのは困難なので、コンパスは役に立たないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。 高い位置や尾根などからは、移動することによって何かの目標物を見つける事が出来ると思います。 目標物が見つかっても、地図上で、それが何か解らなければ目標物にはなりません。 確かにそうですが、移動していく中で、自分が今まで通ってきた地形や方向、目標物の周りの地形を地図上で確認していけば、何らかの答えを見つけることが出来るのではないかと思います。
今回の場合ですと、下の地図を確認して頂いて、間違えて登ってきた南方向に伸びている谷は3か所あり、その谷の最初の部分は比較的深い谷で、JRの鉄塔が300m程の所にあり、少し進むと小さなピークを構成している近くの山が見え、しかもその山は北側に位置しており、現在歩いているのは、なだらかな丘で、西方向に伸びている。 JRの鉄塔の位置は地図上で特定できませんが、なだらかな丘の中央にある。
これくらいの情報は、たやすく見つかるのではないでしょうか。
コンパスで方位を測定するとして、その位置から2個以上の目標物が見つかれば、地図上に引いた複数の線の交点で現在地を見つける事ができますが、移動しないと目標物を見つけられない様な状態では、1つの目標物を見つけて、次の目標物を見つけるまで100m以上移動してしまうかもしれません。 そうなると複数の線の交点で現在地を見つけることは出来ません。
しかし、線を引いた所と、かけ離れた所にいるわけではありません。 目標物の見当が間違っていなければ、地図に線を引いた線上のどこかに居るという事になります。 例えば、尾根筋の道を下山していて、その尾根が南東に伸びているとします。 地図上に引いた線と南東に伸びる尾根の交点が現在地という事になります。 南東に伸びる尾根が地図上で2つ以上あったとしても、少し進めば、その尾根が南方向に方向を変えるとか、斜度が急になる等の情報を追加していく事で、どの尾根か見つけ出すことが出来るのではないでしょうか。
多くの情報を記録しておけば、地図上で位置を特定するのは、たやすいとは言いませんが、思い込みさえなけえれば大まかな位置が解るのではないでしょうか。
上記の情報を加味すれば、下の写真の赤で囲んだあたりに居るようです。 おぼろげな現在地が判ったので、このまま「鵜川生産森林組合」の看板を頼りに西方向に進むことにします。
「鵜川生産森林組合」No,54の看板の所を通過
「鵜川生産森林組合」No,53の看板の所を通過
「鵜川生産森林組合」No,53の看板の所をから方向は南西に変り、下って行きますが、そのまましばらく看板を追いかけます。
「鵜川生産森林組合」No,52の看板の所を通過、この辺りから道は北西方向に変ります。
「鵜川生産森林組合」No,51の看板の所を通過。
境界杭です。
北西に伸びる尾根を一気に下って行きます。
「鵜川生産森林組合」No,50の看板の所、谷が見えますので本来の道に着くまであと少し。
「鵜川生産森林組合」No,49の看板の所、ここから次の写真の道標が見えます。
本来の登山道に戻ることが出来ました
本来の登山道に到着です。
道標を見ると長法寺跡まで0.5kmと書かれています。 前回見た道標には長法寺跡まで1.2kmと書かれていたので2km程歩いたのに700mしか進んでいないことになります。 1.2kmの道標の位置から1時間かかっています。
ここからの道も明確な道ではありません。 コンパスは離せません。 そのまま西南西の方向に進みます。
「鵜川生産森林組合」の看板を追いかけてるわけではありませんが、今度は看板の方が追いかけてきます。
「鵜川生産森林組合」No,46の看板の所を通過
長法寺、墓塚跡の道標ですが、そのままコンパス方位240°の方向へ進みます。
「鵜川生産森林組合」No,45の看板の所を通過。
道らしきものを探しながら240°の方向へ進みます。 どうやら長法寺跡の入り口らしい道標が見えます。
長法寺跡入り口の手前にある道標です。
長法寺跡入り口に到着です。 踏み跡はほとんどありませんので、ここまでコンパスなしでたどり着くのは難しいかもしれません。
長法寺入り口に到着
長法寺跡の道標です。 JR近江高島駅から2時間10分かかっています。
同じく長法寺跡の道標です。
ここ東側の入り口へは過去2回来ています。 ここから長法寺跡の南側の入り口の方へ進みます。
長法寺跡の中ほどにある僧房跡です。
長法寺跡の南側にある案内板です。
またもや道を失う
長法寺跡の南側にある案内板から南方向へ進むと長法寺跡の南側の入り口に着くはずですが、また道をロストしてしまいました。
長法寺跡の南入り口は、案内板の所から見える高圧線の鉄塔下です。 ここから鉄塔下まで藪漕ぎをすることにします。
見張山への登山道に向かう
長法寺跡の南側の入り口に到着です。 道標もこのような状態です。
鉄塔を巻く形で今度は北方向へ進みます。
道は下の写真の様にはっきりしたものです。
鉄塔を少し登った所からの大津市方面の景色です。
同じく登山道から大津市方面の景色。
登山道から近江八幡市方面の景色。
登山道から近江八幡市方面の景色、上の写真から少し南方向です。
鵜川生産森林組合の看板、N0,34です。
区有林の境界標です。
鵜川生産森林組合の看板、N0,33です。
見張山、山王谷ルートに到着です
見張山~打下城間の道に到着です。
ここを左に折れると見張山へ行けます。 ここを右に折れて、打下城跡の入り口から山王谷に降りて日吉神社方面へ下山します。
昨年の台風21号の影響か、倒木が酷い状況です。
下の鼻打に到着です。 ここは送電線の真下です。 進行方向左の土が盛り上がった所に上がれば視界が得られます。
こちらも倒木が酷いです。
馬の足の到着です。 馬のひづめに似ているからなのでしょうか?
打下城跡の分岐です。 直進すると打下城跡、山王谷(日吉神社方面)に行くには左方向の谷に進みます。
下の写真は、上の写真とほぼ同じ場所で撮影しています。 近江高島駅への道標です。 目立つ道標なので道を間違えることはありません。
打下城跡分岐から山王谷ルートを通り日吉神社へ
山王谷へ降りる道は踏み跡もはっきりしており間違えることはありませんが、木の倒壊などで道を間違える可能性は否定できません。 登行には赤いテープや布が目印です。
この山域には、よくピンクのテープが括りつけられている所があります。 ピンクのテープは、たぶん林業の関係者の目印のようです。
下の写真は、倒木の所を谷まで降りて回り込んで、倒木の下の位置から撮っています。
倒木の山。
また山。
山王谷です。 かなり深い谷ですので、深雪の登行は細心の注意を持って進んでください。
地元でガリバー堰堤と言われている山王谷の砂防ダムの入り口です。 砂防ダムにガリバー旅行記のモチーフが描かれているのでガリバー堰堤と呼ばれています。 砂防ダム上部への扉は施錠されています。
写真では解りづらいですが、木々の奥に山王谷の砂防ダムが見えます。
ガリバー堰堤を少し降りた所の写真です。 以前ここで頭を強打しました。 ここで意識を失うと、谷に滑落し大変なことになります。 特に庇のある帽子をかぶっている方は要注意です。
登山口手前200mの所にある防獣柵のゲートです。
日吉神社横の登山口が見えてきました。
山王谷ルート入り口の道標
山王谷ルート入り口のブッシュです。 熊笹が生い茂っている場合上の道標は見つけることは出来ません。
山王谷ルート入り口は日吉神社の南側にある川の対岸(右岸側)沿いに伸びています。
日吉神社に到着です。
長法寺跡の東側入り口からここまで2時間丁度かかっています。
ここまで、ご案内した内容は、私の個人的な考えを元に作成されています。
もし、このサイトを見られた方が登山ビギナーの方でしたら、私の言うことなど聞かない方が無難です。
比良山系を楽しむためには、やはり謙虚さが必要です。