大炊神社前を出発、嶽山へ
2016年3月6日
←嶽山、鳥越峰経由、見張山 経路図近江高島駅を起点に鳥越峰経由、リトル比良を一周し、また近江高島駅に戻るコースです。 近江高島駅を出たら音羽方向に進みます。
音羽までは、バスが通っていますが、ほとんどの方は歩いて行かれます。 歩いても20分程の距離です。
下の写真は、近江高島駅から10分程歩いたところ、JA西びわこ倉庫前の交差点です。
ここを左方向に進みます。
音羽バス停手前からリトル比良全景です。
音羽バス停です。
ここを左に折れます。
音羽バス停にある道標です。
バス停から100m程進んだ所の大炊神社です。 ここを左方向に進みます。
大炊神社から、しばらく林道を進みます。
林道の終点から10分程進んだ所にある一本松跡です。 今から50年程前には、立派な松があったのですが、今では幹が残るのみです。
白坂に到着です。 まずは、灯篭のお出迎えです。
白坂からの景色もまんざらではありません。
白坂から鳥越峰方面の写真です。
白坂から見張山、鳥越峰に続く尾根です。
白坂です。 花崗岩が露出した岩肌です。 昔は、肥料の袋を「ソリ」代わりに、この坂を滑り降りるのが子供たちの遊びでした。
白坂道標です。
以前、この先に「嶽観音」のお堂がありました。
「嶽観音」のお堂は、音羽バス停近くにある長谷寺の本堂だったそうです。
下の写真は、「嶽観音」参拝用に作られた石段です。
「嶽山」(だけさん)、「嶽観音」は、現代の記述では「岳山」、「岳観音」です。 このページでは、古記に基づき「嶽山」と記述します。
「不動尊」です。
「嶽観音」のお堂跡の手前にある「弁慶の切石」です。
本当かどうか定かではありませんが、弁慶がこの岩を刀で切断したと言い伝えられています。
この石段を上りきれば「嶽観音」のお堂跡に着きます。
「嶽観音」のお堂跡です。
私の子供のころには、ここに木造の建築物がありました。 中には、十一面観音菩薩がいらっしゃったそうです。 現在では、音羽バス停近くにある「長谷寺」に移されているそうです。
「嶽観音」のお堂跡。
「嶽観音」のお堂跡から10分程登ったところです。 赤土の山肌が露出しており、リトル比良の山脈が楽しめます。
赤土の山肌。
上の写真と同じ場所から撮影しています。
この山域は、シダ類の群生が目立ちます。
二つ目の赤土が露出した場所まできました。 ここまでくると嶽山山頂は、もうすぐです。
嶽山山頂に到着です。 山頂には石窟があり石仏がいらっしゃいます。
大炊神社からここまで1時間55分かかっています。 登山地図上でのコースタイムは1時間20分です。
嶽山山頂道標です。
嶽山山頂にある岩です。 この岩に上れば、北方向の景色が楽しめます。 ただし、足元にはご注意ください。
上の写真の所から、阿弥陀山方面の眺めです。
嶽山から鳥越出合へ
嶽山から鳥越峰に続く道です。 この道は、昭和37から翌年にかけて開拓されました。 道の刈込み作業は、毎週日曜日に行われていたそうです。
リトル比良開拓についての詳細は、コチラを参照してください。
鳥越付近からオーム岩方面の写真です。
登山地図の記載はないかもしれませんが、嶽山と鳥越峰の間のコルを鳥越(とりごえ)と言います。 地名の由来は、渡り鳥の飛翔ルートになっていたからだそうです。
オーム岩の望遠です。
オーム岩に到着です。 実際のオーム岩は、道から10mほど離れたところにあります。
オーム岩のレスキューポイントです。
オーム岩です。 景色に気を取られて転落する事の無い様、足元には十分注意して下さい。
オーム岩から蛇谷ヶ峰方面の写真です。
オーム岩から釣瓶岳、武奈ヶ岳方面の写真です。
オーム岩から岩砂利山(右奥)の写真です。
鳥越出合に到着です。
嶽山からここまで、1時間かかっています。 登山地図上の標準コースタイムは、40分です。
鳥越出合から見張山へ
標高702mの鳥越峰です。 鳥越出合から見張山方向へ100m程いったところにあります。
以前は銘板があったのですが、現在は何もありません。
鳥越峰から数分行ったところにある関西電力のマイクロウェーブ反射板です。 柵内への立ち入りは、禁止されています。
下の写真は、マイクロウェーブ反射板から1つ目の小山を過ぎ、2つ目の小山の手前の写真です。 この小山を登らずに、左方向に下ってください。
以前、私もここで道を間違えたことがあります。 小山を登る踏みあとがあるので間違えてしまうのかもしれません。 2つ目の小山から尾根道は、2方向に伸びています。
2つ目の小山の手前から2分程下ると上の鼻打に着きます。 マイクロウェーブ反射板から20分程あるいても、この看板が見当たらない場合は、道を間違っているかもしれません。
見張山に続く尾根道。 比較的緩やかなアップダウンが続きます。
鳥越峰、見張山に続く尾根道から嶽山。
鉄砲岩です。
境界銘板です。 この辺りは、区有森です。
こうだ谷です。
道の部分は、踏み固められたせいか、この部分だけ盛り上がっています。
ろくわ石に到着です。 ここまで来ると見張山までは、あと僅か。
見張山に到着です。 ここまで1時間25分もかかっています。(遅いです) 標準コースタイムは、1時間です。
ここも眺めはよくありません。
見張山から日吉神社へ
見張山から400m程歩いたところです。 ここは、関電保守道コースと山王谷コースの分岐になっています。 直進すると山王谷コース、左に折れると関電保守道コースです。 関電保守道コースの分岐点付近は、踏みあとがはっきりしません。 目印は「鵜川生産森林組合 NO,28」の看板です。 関電保守道コースの方が少し遠回りですが眺望を望める場所が3か所あります。 関電保守道コースは、コンパス方位約45°の方向に伸びている尾根筋の道を進みます。
今回は、山王谷コース(直進)を進みます。
下の写真は、関電保守道コースと山王谷コースの分岐から10分程下った所です。 ここは、長法寺跡への分岐です。 右に折れると長法寺跡、左方向が山王谷コースです。 ここを左方向に進みます。
山王とは、日吉神社のことだそうです。
長法寺跡への分岐道標。
長法寺跡への分岐の送電線下からの眺望です。
下の写真は、長法寺跡への分岐から約100mの地点です。 ここも分岐点になっています。 左方向が関電保守道コースの中段に進む道で、右方向(倒木をまたいで進む道)が山王谷コースです。
先ほどの分岐から数分進んだ所の下の鼻打です。 ここは、送電線の真下ですので下刈りされており、少しですが眺めを楽しめます。
しばらく進むと馬の足に到着します。 馬の肥爪に似ている所から名づけられたそうです。
馬の足から5分程進むと打下城跡への分岐点に到着します。 左に折れると山王谷コース、斜め右方向が打下城跡方向です。 少し寄り道(約30分)をして打下城跡に向かいます。
上の分岐から約5分で打下城跡に到着です。 城跡と言っても素人にはよく解らないので案内板を掲示しておきます。
打下城跡の分岐まで引き返して、山王谷へ進みます。 この谷は、深い谷なので足元には留意してください。 特に、雪深い場合は、谷沿いのトラバースとなるので、安全なルート確保と滑落防止を怠らないでください。
山王谷の右岸を暫く進んでいくと日吉神社に到着します。
下の写真は、日吉神社入り口の左側にある橋です。 赤の矢印の様に日吉神社側へ出てきます。 この山王谷コースを登りに使われる場合は、熊笹が生い茂っていて、入り口が解らないかもしれませんので、この写真を掲載しています。 登りに使う場合は、赤矢印の逆を行きます。
見張山から打下城跡経由、日吉神社まで1時間30分かかりました。
標準コースタイムは、1時間10分です。 ここからJR近江高島駅までは、徒歩約5分です。
音羽バス停から日吉神社まで6時間5分かかりました。 標準コースタイムは、4時間35分です。