木戸峠~荒川峠
←JR湖西線 志賀駅~木戸峠~荒川峠 経路図2017年6月11日
JR湖西線 志賀駅を出発し、また志賀駅に戻る、志賀駅を起点とした登山です。
最高点は、烏谷山(カラトヤマ)標高1076.5mで、標準コースタイムは6時間20分です。(休憩含まず)
まずは、志賀駅を出発して登山口を目指します。
下に登山口の座標を記載しておきます。 登山口までのコースは複数存在します。 スマートフォン等を活用されては如何かと思います。
もしよろしければ、登山口までの道順は、 コチラ の記事を参照してください。
登山口を出発、天狗杉へ
こちらが登山口です。 ここは湖西道路の側道で、以前の砂防ダムの作業用道路入り口です。
登山口の道標です。
砂防ダムの作業用道路を進みます。
作業用道路にある琵琶湖国定公園特別地域を明示している看板です。
砂防ダムです。
砂防ダム下のお地蔵様です。 比良山系は、数多くのお地蔵さまがあります。 今では山道は登山道というイメージですが、昔の山道は生活道路だったのでしょう。
ウヅキでしょうか?
砂防ダム上部。
砂防ダム上部から打見山方面。
砂防ダム上部から200m程進むと林道と合流します。
下の写真は、林道合流点から5分ほど進んだ所にある土石流危険渓流の指定看板です。
2つ目の砂防ダムを過ぎ、200m程進むとキタダカ道入り口に着きます。
ここは分岐点になっていて、ここを右に折れます。
左方向は、サンケイバレー(現在はびわこバレー)時代のカーレーター(ドームの中をケーブルカーが走る)の原状回復道路で、現在はロープで閉鎖されています。
キタダカ道入り口のレスキューポイントです。
クロトノハゲまでの道のりは、非常によく整備された安全な登山道が続きます。
道は、南斜面のつづら折れです。
キタダカ道をしばらく進むと尾根筋が見えてきました。
ここまで来ると天狗杉まであと少し。
天狗杉に到着。
JR湖西線 志賀駅から天狗杉までの標準コースタイムは、1時間40分。
私の場合は、1時間57分かかっています。
天狗杉銘板
天狗杉からクロトノハゲへ
クロトノハゲ手前からの眺望。
クロトノハゲに到着。
クロトノハゲは、ちょっとしたガレ場です。
クロトノハゲからの眺望。
クロトノハゲからの眺望。 正面に伊吹山。
クロトノハゲから木戸峠へ
木戸峠方面の分岐です。 ここはクロトノハゲのすぐ横です。
右に行くと木戸峠、左方向が打見山(びわこバレー)方面です。
ですが木戸峠方面は通行禁止になっています。 木戸峠への迂回路は打見山経由で約45分かかります。
私は木戸峠まで直行するルートを以前に数回通っています。 このルートがその後、どのように変化しているのか知りたかったので木戸峠まで直行することとしました。
結果から言うと、登山道は崩落個所が8ヶ所近くあり、迂回しないといけない所も数ヶ所あります。 結局、かかった時間は38分で打見山経由の安全な道を通っても7分しか変わりません。
最初は普通の登山道です。
木戸峠への道、崩落個所。
下の写真は、最初の崩落個所で、崩落個所をやり過ごしたところから撮っています。 写真では解りづらいですが、倒木の下を通らなければならないので、倒木が落下すれば、倒木もろとも滑落します。
2つ目の崩落個所です。 ここは、橋の上部を迂回しました。
3つ目の崩落個所です。 ここは、トラロープを握りながら慎重に。
4つ目の崩落個所です。 ここも慎重に進むしかありません。
木戸峠への道の途中から琵琶湖。
5つ目の崩落個所です。 ここは、橋の上部を迂回しました。
6つ目の崩落個所です。 ここは、橋の上部をトラロープを握りながら迂回しました。
7つ目の崩落個所です。 ここは滑りそうなので橋の上部を大きく迂回しました。
8つ目の崩落個所です。 ここも、橋の上部を大きく迂回しました
タニウツギでしょうか?
木戸峠への道の途中から伊吹山です。
スキー場への旧道分岐。 ここを直進すると木戸峠に着きます。
先ほどの所を左に折れるとスキー場のゲレンデに着きますが、柵があるのでゲレンデには入れません。
木戸峠に到着。
木戸峠道標。
同じく木戸峠道標。
ヤマツツジでしょうか?
木戸峠から烏谷山へ
木戸峠から比良岳への道は、比較的緩やかな歩きやすい道です。
ベニドウダンのようですが?
木戸峠から比良岳への道、ちょっとした森林散歩といったところです。
木戸峠から比良岳への道の道標。 道標はありますが分岐点ではありません。
比良岳手前のレスキューポイント。
ここにもお地蔵様、このルートは随所にお地蔵さまがいらっしゃいます。 通行の安全を祈願して安置されたのでしょう。 いずれにしても昔は、主要道路だったに違いありません。
比良岳へ向かう途中の道標。 ここも分岐点ではありません。 踏み跡もはっきりしているので道標の必要が無いように思うのですが。
熊のマーキングでしょうか? もしそうだとしてもかなり古いものです。
熊は、樹に爪痕を残しテリトリーを主張するそうです。
私の個人的な意見で申し訳ないのですが、比良山系や本州の山々では、山に熊がいるのが当たり前だと思います。
熊は非常に用心深い動物だそうです。 以前、一人で藪漕ぎをしていた時、急斜面の岩場で偶然、熊の穴に遭遇しました。 季節は11月下旬、子連れの熊ならば穴を基点に生活することが多い時期だそうです。 その時は、熊の穴に到達する約5分ほど前に物音を聞いています。 たぶん私の登って来る気配を感じて逃げ去ったのでしょう。 熊の穴は、四角形の大きなパイプを横にした形状で、穴の断面は、一辺が約80cm角の正方形です。 ついさっきまで穴の中に動物が居た事をを裏付けるかの様に、穴の下の面の中央部分だけが濡れていました。
しかし、熊に遭遇する確率は、宝くじで1億円当たるよりも低いそうですから、ご安心ください。
耳障りではありますが、人通りの少ない登山道を行くときは必ず熊鈴をつけています。
それが自分の為にもなり、熊の為にもなります。
比良岳手前のお地蔵様。
比良岳近くの道標。
道標では、比良岳と書いてありますが、比良岳山頂はここから200m程、西に進んだ所です。
比良岳山頂に向かう道、なだらかな道を行きます。
比良岳山頂に到着です。 標高1051mです。
先ほどの道標のところまで戻り、北方向に200m進んだところいある岩です。
岩の表面に大岩と書いてあります。
大岩のところから烏谷山。
先ほどの大岩の所を数分進んだ所にある、これも大岩です。
葛川越の道標です。
葛川越のレスキューポイントです。
烏谷山手前から木戸方向の写真です。
望遠です。
烏谷山手前から打見山(びわこバレー)の写真です。 望遠です。
烏谷山手前から守山市方向の写真です。
先ほどの所から少し高度が上がりました。 びわこバレー方面の写真です。
烏谷山手前から峰床山方面。
烏谷山手前から白倉岳方面。
烏谷山手前から蓬莱山の望遠です。
烏谷山手前から打見山の望遠です。
烏谷山から近江八幡方向。
烏谷山の三角点です。
烏谷山の案内板です。
烏谷山から堂満岳。
烏谷山から彦根方向。
烏谷山から荒川方向。
烏谷山山頂の風景動画です。
動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
烏谷山から荒川峠へ
荒川峠に向かうつもりが摺鉢山方向へ行ってしまいました。
烏谷山から5分ほど進んでもなかなか道は下って行かないので、止まって方位を確かめてみました。 そうすると、明らかに北の方向に進んでいます。
道を間違えている可能性が高いので、烏谷山に戻ろうかと考えていたところ、前から数人の人がこちらに向かって来ます。 私が地図とコンパスを持っていたので、相手の方から「どちらに行かれますか?」と聞かれました。 「荒川峠に向かっています。」と答えると「道を間違えています。 私たちも荒川峠に向かっていたのですが、摺鉢山に着いてしまいました。」
それから引き返すこと約10分、また烏谷山に到着です。
道を教えて頂いた方々には、感謝いたします。 ありがとうございました。
地図上のイメージでは直進が荒川峠方向、左折れが摺鉢山方向ですが、実際は、右折れが荒川峠方向、直進が摺鉢山方向です。
山頂から見て下の写真の方向が荒川峠方向です。
このルートは、比良岳までしか来たことがなかったので、もっと慎重になるべきでしたが・・・・ やはり山では謙虚さが大切だと改めて知らされました。
下の写真に写っている山は、手前が堂満岳、奥に見えるのがシャカ岳です。
これを見ただけで進む方位は明確なのですが、慣れとは恐ろしいものです。
烏谷山から摺鉢山方向の方位、約340°。
烏谷山から荒川峠方向の方位、約70°。 方位は90°の差があります。
最初からここでコンパスを使っていたら、迷ったりはしなかったはずです。
下の写真は、堂満岳とシャカ岳のアップです。
山頂から20m荒川峠方向へ下った所、こんなところに道標があるとは考えもしませんでした。
比良縦走コースの表示板です。
荒川峠に向かう途中から和邇方向の写真です。
荒川峠に向かう途中から和邇方向望遠です。
荒川峠手前のレスキューポイント。
やっと荒川峠に到着です。
木戸峠から荒川峠まで2時間54分かかっています。 昼休憩30分を差し引いても大きく遅れています。
標準コースタイムは1時間30です。
荒川峠からJR湖西線 志賀駅へ
下の写真は、荒川峠から大岩谷方向を写したものです。 こちらに進みます。
枝の間からかすかに琵琶湖が見えます。
荒川峠から大岩谷分岐への道です。 なだらかなトラバースが続きます。
JR志賀駅方向(大岩谷分岐方向)の道標です。
荒川峠から大岩谷分岐への道の途中にあるレスキューポイントNo、1
荒川峠から大岩谷分岐への道は、植林の中を進みます。
荒川峠から大岩谷分岐への道の途中にあるレスキューポイントNo、2
荒川峠から大岩谷分岐への道の途中にある水場です。
水場の案内板です。 中にはレスキューポイントの説明が書かれてあります。
大岩谷分岐に到着です。下の写真は大岩谷分岐の道標です。
下の写真は、同じく大岩谷分岐の写真です。 写真は、下から上方向を撮っています。 私は写真の右上側から手前に進んできました。 写真の左方向は、葛川越方向です。
ここは、荒川峠からの道と葛川越からの道の合流点と言った方が解りやすいかもしれません。
大岩谷分岐から中谷出合下に向かう途中の道標です。
中谷出合下に到着です。 ここからアスファルトの道を進みます。
ウヅキでしょうか「風になびく花木」の動画です。
動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
中谷出合下から志賀駅に進む林道です。 きれいに植林されています。
下の写真は、湖西道手前の交差点です。 ここを右方向に15分ほど進むと、朝登ってきた登山口に行けますが、ここからJR湖西線志賀駅までの近道は直進方向です。
上の写真の所の座標を載せておきます。
上の写真の所を直進すると、このようなところに着きます。 写真の右側が湖西道路です。 ここを道沿いに直進して湖西道路の下をくぐります。
湖西道路の下をくぐったら右方向へ
湖西道路志賀ジャンクションです。 道路案内標識に従ってJR湖西線 志賀駅に向かいます。 この道を通る場合、車には十分注意が必要です。
私は、木戸登山口手前からのマイカー登山ですが、全行程で8時間30分かかっています。
JR湖西線 志賀駅を起点とする標準コースタイムは、6時間20分です。